それ、意味ないよ?あまり効果がない感染症対策とは

2019年12月…中国の武漢で初めて新型コロナウイルス感染症患者が確認されてから、早2年半が経とうとしています。
生活環境が刻一刻と変化していく中、「ウィズコロナ」なる考え方も広まり、感染症対策をしながら、少しずつ元の生活に戻していこうと、戦う毎日が続いています。
そんな感染症対策ですが、あまり意味のないものや、かえって逆効果になるものまで存在することを、皆さんはご存知ですか?
そこでここからは、皆さんがうっかりやりがちな、あまり効果のないコロナ対策について、いくつかご紹介したいと思います。
吉野式記憶術:公式HPへその1:机や椅子を何度も消毒する
会議室や病院の待合室など、様々な場所で見かける机や椅子。
新型コロナウイルスのワクチン接種の会場では、人が入れ替わる度に座っていた椅子を係員が消毒する姿を何度も目にしたことがあります。
これは、多くの人が触れる可能性がある物は、入念に消毒すべきという考えに基づくものですが、実はこの過剰な消毒が、かえって感染を広めることになりかねないそうです。
もちろん消毒自体は悪いことではないのですが、問題は、消毒をするために何度も触ってしまうことで、逆に菌が広がる機会を増やしてしまうことにあります。
ですので、物品の消毒をこまめにするのではなく、それに触れる人たちの手指消毒を徹底するということが感染対策としては一番大事です。
その2:屋外でマスクをつける
新型コロナウイルスの流行が始まり、今ではマスクをつけていない人を見つけるのが困難なほど、日本ではマスク着用が定着しています。
しかし最近になって、屋外などの換気が十分な場所では、マスクを外してもいいのではないのか、という意見を多く目にするようになりました。
事実、専門家や医師の方々も、普通に呼吸をしているだけでは飛沫はそれほど飛ばないため、よほど込み合っている場所でなければ、外してよいのではないかと述べています。
これから夏に向けて、熱中症に注意が必要になる時期になりますので、それも踏まえて、マスクの着用を再度考える必要がありそうです。
一番大事なのは、自分で考えること!
ここまで誤った感染症対策について説明してきましたが、一番大事なのは、一人ひとりがよく考えて行動することです。
テレビやネットで見聞きしたことを鵜呑みにするのではなく、なぜその対策が必要なのか、必要でないのかを各々が考え、実践することが今求められています。
自分が置かれている環境をよく理解し、その場その時にあった行動を心がけて、「アフターコロナ」に向けて頑張っていきたいですね!
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